インドネシアで転職と嫁探し

インドネシアのジャカルタに住んでいます。アジアで働いた方が幸せになれるのでは?という仮説の検証中です。もう日本で働くのしんどいっす。

インドネシア人も新橋のサラリーマン的な愚痴を言う

はじめに

この文章を読んでほしい人。

  • インドネシアが親日国なのかどうかを知りたい。
  • 日本人駐在員の豪華な待遇について知りたい。
  • インドネシア人の仕事の愚痴について知りたい。

などなどに興味がある人は是非続きを読んで下さい。

よく聞くけどインドネシアは親日的な国か?

街中に溢れる日本製のモノ

インドネシアのジャカルタに来ると分かるのですが、日本製のモノを数多く見かけます。自動車で言えば、街中で走る自動車の90%以上は日本メーカーだったりします。ちょっと笑ってしまうくらい日本車多いですね。それ以外だと、最近は中国や台湾メーカーに圧倒されていますが、家電製品も日本製のモノをまだまだ見かけます。

エレベーター、トイレ、小物など、いろいろなところでmade in Japanを見かけます。何となくちょっと誇らしい気持ちになりますね。自分が何かをしたわけではないですが(笑)。

モールに行けば必ず日本食店が

ラーメン、つけ麺、牛丼、寿司、しゃぶしゃぶ、居酒屋などなど、ジャカルタであれば大体どこのモールにも日本食が入っています。「ジャカルタでは」と書きましたが、以降全ての話はインドネシアのジャカルタに限定した話です。

日本食店に入ってみると、もちろん日本人らしき家族やカップルを見かけることが多いのですが、その他にも中華系やインドネシア系の人たちが美味しそうに日本食を食べている光景をよく見かけます。特に、丸亀うどんがとても人気ですね。

認知度が高いアニメや漫画

日本でも人気が高いONE PIECEや(連載が終わってしまったけど)ナルトは、インドネシアでも高い人気を誇っています。定期的にコスプレの大会やイベントのようなものが開かれていて、自分も何度か見に行ったことがありますが、なかなか本格的な感じでみなコスプレを楽しんでいました。

圧倒的な日本製アダルト動画の支持率

インドネシアに限った話ではないですが、日本製アダルト動画がインドネシアでも大人気。インドネシアはムスリムが9割近くを占める国なので、有名な無料のアダルトサイトは全てIP制限がかかって見れないようになっています。しかし、インドネシアの若者はあの手この手を使ってアダルト動画を頑張って見ています。「日本」=「アニメ、漫画、アダルト動画」の三点セットで認識している人がとても多いですね。何となく微妙な感じですが。

音楽やドラマなどはいまいち

音楽やドラマは韓国の勢いが非常に強いです。一時日本でも韓流ブームがありましたが、まさにあの状態ですね。韓国は国内のマーケットがとても小さいので、どうしても国外に打って出ないといけないと聞いたことがあります。JKT48などは奮闘している感がありますが、単発なので、やはり韓国の勢いには負けています。インドネシア人の女の子からの人気が特に強いです。

親日国とは少し違う気がする

自分もインドネシアに来る前までは、「インドネシアは親日国」と聞かされていましたが、実際に住んでみるとちょっと違う気がします。別に日本が嫌いというわけではないのですが、無条件で日本大好き!みたいな感じでもないです。第二次世界大戦時にインドネシアは日本の占領下にありましたが、そのマイナス点があるにも関わらず(韓国のように嫌われるわけでもなく)、良くも悪くも印象が中立というのが本当のところな気がします。

日本人駐在員の羨ましい待遇内容

日本本社と同じ給与体系

インドネシアで現地採用されている日本人(自分)は、インドネシア人と同じ給与体系に組み込まれます。一方で、本社採用の日本人(駐在組)は、日本本社の給与体系に組み込まれます。まぁ、当たり前と言えば当たり前で、駐在員の給与を現地ローカル企業の給与体系に合わせたら、大幅な減給となってしまいます。そうなると、誰も海外に行きたいと思わなくなってしまうので。

運転手付き自動車

日本人がジャカルタで利用する主な交通機関は自動車です。電車やバスやオートバイもありますが、ジャカルタに住む日本人でこれらを利用している人は少数派でしょう。駐在員は運転手付き自動車を付与され、彼らが毎日の送り迎えをしてくれます。一人一台の会社もあれば、複数人でシェアする会社もあります。いずれにせよ羨ましい話です。ただ、インドネシア人から見て、「なぜ自動車が付与?」という気持ちはあるみたいですが。

メイドさん

料理や洗濯などを手伝ってくれるメイドさんが、下限は1万円から、上限でも3万円以内で雇うことができます。駐在員の場合はこのメイドさんも雇ってくれるところが多いです。ただ、駐在員でなくても1万円ちょっとであれば自腹でも雇えるので、現地採用でメイドさんを雇っている人もよく見かけます。ローカルの社員でも、少し給与に余裕がある家庭ではメイドさんを雇っているところを見かけます。

家賃手当

これは非常に大きいのですが、大手企業の駐在員だと家賃補助が40万円近く手当として出る企業を知っています。超高給アパートメントの高層階ですね。40万円はかなりトップレベルの家賃補助ですが、家族と一緒に暮らしていると家賃20万円前後の補助はザラに見かけます。日本で働いていると家賃補助は出ないのに、海外に赴任した途端家賃補助が出る不思議システムは、個人的には未だに謎だったりします。

一時帰国手当

年に最低1回、日本に一時帰国するための費用を出してもらえます。エコノミークラスかビジネスクラスかは役職と企業規模次第ですね。一時帰国手当については現地採用の人にも出している企業はあるので、採用時にちょっと聞いてみると良いと思います。

危険手当

自分が知っている企業の例だと、1日に3,000円(月にすると約9万円)の危険手当をもらっている駐在員の方を知っています。危険な地域に会社を代表して赴任してくれているので、その御礼となるお金という意味合いでしょうか。ちょっとよく分からないですね。

駐在員もピンキリ

上場している大手企業の駐在員なのか、未上場やベンチャー企業の駐在員なのかで、当たり前ながら手当の幅も深さも全く違ってきます。ただ、総じて言えるのはやはり日本本社で採用されて、それぞれの国に赴任している人は、海外の現地採用の日本人よりは待遇が良いということです。これから現地採用の日本人が増えていくと思いますが、駐在員と現地採用で待遇に天地の差を設けている企業は、応募の対象として今後は外れていくんではないかと思います。

インドネシア人サラリーマンの愚痴

日本人への愚痴

日本人の愚痴なのに、なぜ日本人である自分がそれを聞けるかと言うと、「自分は現地採用で、現地採用基準で雇用されている。だから、本社から来ている駐在社員とは待遇が全く違う。運転手付き自動車なんてないし、メイドさんもいないし」的なブランディングをコツコツしているからだと思われます(笑)。

昼飯も彼らと一緒にまじって屋台で食べたり、ローカルのレストランで飯を食べたりしています。そういったこともあり、かなり打ち解けている方だと思います。日本人の駐在員は日本人同士でかたまっていることが多いので、そういう雰囲気もローカルスタッフから見ると印象がよくないようです。「日本人」と「インドネシア人」という壁を作ってしまうので。そうなると、「しょせん彼らは3年後には帰るし」みたいな愚痴の温床になります。

また、ひどいところだと、意思決定は全て日本人が密室で決めて、作業するのはインドネシア人みたいな会社もあります。そういう会社は必然的にインドネシア人の愚痴がたまっていくし、会社に対するロイヤリティも生まれづらいので、一部の優秀なインドネシア人は辞めてしまいます。

給与への愚痴

現在ジャカルタでは毎年毎年給与が上がっています。インドネシア人の働くモチベーションの大半は「お金」で、「自己実現」や「キャリア」となっている人は非常に少ないです。なので、知人友人から昇給の話を聞いて、それと同じかそれ以上に昇給しないと愚痴の元となります。まぁ、それは日本人も一緒ですね。辞める理由の大半は給与(自分への評価)だったりするので。

仕事への愚痴

日本でも一緒ですが、サラリーマンは大概「自分は他の人よりも仕事量が多い」と思って仕事をしています。インドネシア人もそうで、「自分が社内でも仕事量が多い方だから、何とかしてほしい」と常に思っています。実際に1つ1つの業務量を分解してみるとそうでもないんですけどね。ただし、日本人との最大の違いは、どんなに仕事が多いと本人が感じていて、仕事が全く終わっていなくても、定時になったら普通に帰ります。

愚痴は万国共通

愚痴は万国共通で、インドネシア人だから特殊な愚痴があるというわけでもないです。日本人と一緒で、「新橋の居酒屋で愚痴っているサラリーマンのような愚痴」の内容はインドネシアでも大体同じです。給与、人間関係(上司、同僚)、仕事量などなど。ただ、それを日本人サイドに伝えるインドネシア人はほぼいないと思います。

まとめると

日本人もインドネシア人も愚痴の構造は大体同じだったりするので、会社を上手く回していきたいのであれば、その点に過剰すぎるくらい気を配っても良いと思います。日本人が経営層を全て占めている会社は特に魅力が薄いので、優秀な人材を獲得し、彼らを定着させるためにも必要です。そして、現地採用されている日本人の観点からしても、駐在員か現地採用かで待遇を分けるのではなく、能力やスキルで分けてほしいなと切に願います。